
モードの社会史―西洋近代服の誕生と展開 (有斐閣選書)
1991/09(発行)
能沢 慧子
(著) 有斐閣
(発行)
「第二の皮膚」について冒頭
我々は、どこから来て、どこへ行こうといているのか。そして、何者なのか。それは、歴史を顧みることで、その一端を知る事ができるだろう。ここで言う「我々」とは、服飾業界、あるいは、服飾製造関連者である。我々は、常に、近い将来必要とされるであろう「日常着」について問われている。それらを直感的に推測する事も、必要であるが、総体として服の将来を考える事も必要である。
第一章、第一節に、イギリスの詩人、チョーサーの「カンタベリ物語」を引用している。
「14世紀」と、一口に言っても、大昔のことである。その頃に、現在の洋服の基礎が出来たと一般的に言われている。しかし、その「カンタベリ物語」中でも教会の説教によるところの「第二の皮膚」の評価は、非常に辛辣なものである。ファッション(モード)とは、常にセンセーショナルである事が、この中世後期の時代から現代に至るまで本質なのであろう。権力と、そして、欲望とも、常に深く関わりあっている。世俗の最たる証拠なのである。
「ああ、今日はみられないと申せましょうか。罪深い金目のかかった服装。ことにごてごてしすぎるものや、極端に薄着のものなど。(中略)そういった上衣は非常に長すぎて、肥料溜でも沼地でも裾を引きずっています。(中略)布が無駄に消費されればされるだけ、布不足になりますから一般の人には値が高くなるわけです。」
ジェフレイ チョーサー
(著) 西脇 順三郎
(訳) 『カンタベリ物語
Canterbury』 ちくま文庫(筑摩書房
)発行
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出版社のコメント
14世紀に誕生した「第二の皮膚」=近代服は以後19世紀まで、世紀ごとに、花開く。そして20世紀、人々は、多彩な伝統の花々と「出会い」、「別れ」ながら新たなモードの創造を求めて模索しつづけた。着る人と作る人のための興味尽きない人間とモードの歴史。
2009/02/20記載
『カンタベリ物語
』 amazon
出版社のコメント
時は14世紀末の4月のある日、ロンドンのとある旅館に、カンタベリへ巡礼に行く、種々の身分、職業をもつ29人の者が泊り合わせた。そこで道中の退屈しのぎに各々が順番に物語を始めた―女房を寝とられた大工の滑稽話、欲深い修道僧が屁をもらって分配させられる話…。中世物語文学のあらゆるジャンルが集められた傑作を、詩人西脇順三郎の名訳で贈る。
ジェフレイ チョーサー
(著) 西脇 順三郎
(訳) 『カンタベリ物語
』 ちくま文庫(筑摩書房
)発行
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2009/02/20記載
ポール・ポワレの革命―20世紀パリ・モードの原点 (1982年)
1982/11(発行)
ポール・ポワレ
(著) 能沢 慧子
(訳) 文化出版局
(発行)
ジェイン・オースティン ファッション
2007/4/5(発行)
ペネロープ・バード
(著) 能沢 慧子
、杉浦 悦子
(訳) テクノレヴュー
(発行)
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出版社のコメント
「自負と偏見」「エマ」などの小説や映画でなじみの深い、200年前の英国の女性作家ジェイン・オースティン。
著者バード氏は、彼女の残した小説と姉カサンドラとの間で交わされた手紙を詳細に分析し、200年前のファッションの具体的状況を見事に再現して見せた。世の女性のファッションへの熱い思いが、まさに、洋の東西を問わず、時空をも超越したものであることを如実に描きだしている。記述の対象は広範で、衣服のみならず、テキスタイルから装身具などの小物までに及び、その詳細な解説は、西洋の服装に疎い我々の19世紀文学理解に、多大な貢献をしてくれることは確実である。原書中の32枚と訳者追加の2枚を含め合計34枚のファッション・プレートからの図版は、実に見事で、それだけでも一見に値する。そして、それらの個々のファッション・プレートは、いまから200年も前に、週刊、あるいは月刊といった定期刊行物として発行されていた「ファッション雑誌」に綴じ込まれていたもので、まさに、現代のファッション誌のグラビアのルーツであったということも驚きに値する。
勿論、ジェイン・オースティンも、洋服の仕立屋などに置かれていたそれらの高価なファッション誌に目を配り、流行をキャッチしていたことは言うまでもない。こうした、18-19世紀の西洋服飾に関する詳細な記述は、19世紀西洋文学を理解するうえで、当時の服飾描写の正確な理解に不可欠なものであるので、ファッション関係者のみならず、文学関係者にとっても必読の1冊であろう。
著者による「テキスタイル用語」解説に加え、訳者による「ファッション用語解説」は、本書理解に欠かせない。

ベル・エポックの百貨店カタログ―パリ1900年の身装文化
2007/12(発行)
宮後 年男
(著) アートダイジェスト
(発行)
2008/12/10記載
中世後期フィレンツェ毛織物工業史
1995/12(発行)
星野 秀利
(著)
斎藤 寛海
(訳)
名古屋大学出版会
(発行)
2008/06/01記載
目で見る繊維の考古学―繊維遺物資料集成
1992/05(発行)
布目 順郎
吉村 晃男
リチャード・アパイム
(著) 染織と生活社(発行)
2008/06/01記載
繊維20世紀の記録―繊維ファッション年鑑〈2000年版〉
2000/05(発行)
日本繊維新聞社編集局
(編集)
日本繊維新聞社
(発行)
2008/04/01記載
ファッションの20世紀―都市・消費・性 (NHKブックス)
1998/07(発行)
柏木 博
(著) 日本放送出版協会
(発行)
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出版社のコメント
なぜ、あなたはスカートではなくジーンズを身に着けているのか?あなたをスタイルの選択へと赴かせる「力」とは何なのか?―今世紀初頭、わたしたちのファッションは社会的規制から解放され、市場経済システムという「力」の下に委ねられた。衣服における性差の消滅を促進した2つの大戦を経て、パリからアメリカ、そして泡沫経済下の東京へ…この見えざる「力」の移動の軌跡を追いながら、ポール・ポワレから川久保玲、三宅一生にいたる、衣服に反映された時代の意識と欲望のあり方をあぶり出し、わたしたちの「ファッションの20世紀」の意味合いを問い直す。
2008/06/10記載
2008/06/10記載
ファッションの世紀―共振する20世紀のファッションとアート
2005/07(発行)
深井 晃子
(著) 平凡社
(発行)
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出版社のコメント
20世紀のファッションは、芸術や哲学と結びつきながら、越境しつつ広がっていった。その軌跡の底流と時代との相剋を、11のテーマとトポス=場、66人のキーパーソンで再構築する。
2008/06/10記載
2008/06/10記載
20世紀ファッションの文化史―時代をつくった10人
2007/11(発行)
成実 弘至
(著) 河出書房新社
(発行)
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出版社のコメント
20世紀はファッションが一般的に広く普及した時代と言われている。本書は、20世紀、ファッションは何をなし遂げたのか、その創造性をあらためて問う、まったく新しいファッション文化史。本書では20世紀のファッションをつくった代表的なデザイナーたち10人、ワース、ポワレ、シャネル、スキャッパレッリ、マッカーデル、ディオール、クアント、ウエストウッド、コム・デ・ギャルソン、マルジェラを取り上げ、時代や社会のなかで彼らがどう闘い、どのようにファッションをつくってきたか、さまざまな角度から切った意欲作!
2008/06/10記載
2008/06/10記載
ファッションの歴史―西洋中世から19世紀まで
2006/10(発行)
ブランシュ ペイン
(著) 古賀 敬子
(訳) 八坂書房
(発行)
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コスチューム写真・絵画・彫刻・イラスト・ファッションプレート・型紙図面など600点のヴィジュアル資料で読み解く、もっと知りたい人のためのヨーロッパの服飾1200年。
2008/06/10記載
2008/06/10記載
世界服飾史
1998/03(発行)
深井晃子
|古賀令子
|石上美紀
|徳井祥子
|周防珠美
|新居理恵
(著) 美術出版
(発行)
小型の単行本ですが、内容は非常に濃く、写真や絵が豊富で美術と共に時代を遡る事が出来ます。ポール・ポワレのアトリエの写真や、コルセットで極端にくびれたウエストの女性は驚異です。ルネッサンスの美術は、文化や風俗も伝えています。当時の貴族たちの生活の一部が垣間見られるような気がします。悲劇のマリー・アントワネットの時代も激動の歴史の中で興味を惹かれます。服飾は表情と共に、タイムスリップをしたような錯覚が楽しめて最高です。
★★★★★
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2006/03/10 記載 2007/05/01 追記
西洋服飾史 図説編
2003/09(発行)
丹野 郁
(著) 東京堂出版
(発行)
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★★★★
西洋服飾史
丹野 郁
(著) 東京堂出版
(発行)
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