映画(映像)とファッションの関係
映画は総合芸術であると共に、大衆娯楽の一つでもあり、歴史の証言者でもあります。1894年にリュミエル兄弟がシネマトグラフを発明して以来、動く映像は歴史と風俗を数多く残してきました。NHKでは「映像の世紀
」と20世紀を呼んでいます。1920年代(フラッパー・ルック 参照)には、各社の映画館がアメリカ各地に作られ、ムービースターのルドルフ・ヴァレンチノは多くの大衆に愛されるに至り、彼の葬儀には若い女性で道が溢れてしまいました。映画は、その頃からショービジネスの中心となっていきました。その後、ハリウッドが世界を席巻し、今や巨額の制作費を投じる巨大ビジネスとなっています。第二次世界大戦以降、荒廃した世界で、生きる勇気や気力を映画から得た人々も多いでしょう。また、希望や夢も与えられたとも言えるでしょう。私達は今、芸術としても、娯楽としても、歴史の証言者としても、この優れた過去の動く映像の恩恵を容易に得る事が出来ます。それらを役立て生かすのが、それらの映像を残した人々へのオマージュとなるでしょう。
ファッションは時代や場所を行き来し、常に新鮮さを要求します。古くは古代、中世、近世、そして20世紀へと。主に第二次世界大戦の前後頃からが参考にされることが多いでしょう。
また、多くの地域の民族衣装や生活の中のメイクや、ヘアー・スタイルにもインスピレーションを得る事があります。人々が着用し、動く姿を見るのは、静止した画像を見るよりも多くの情報を得る事が出来ます。布地の動きや、揺れるアクセサリーとの感じ、振り返ったときに出来る皺の具合、流れるヘアー・スタイルとの相性などなど。多くの情報が客観的な経験として得られます。そこから、新たな発想も生まれます。その意味でも映画(映像)は多くの貴重な情報を与えてくれ、ディテールの観察にも最適だと言えるでしょう。
参考写真 NHKスペシャル 映像の世紀 SPECIAL BOXのDVDの表紙
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映画に限っては、監督の思考、思想も反映され、その当時の思想のムーブメントも同時に感じ取る事もでき、ベースになる哲学や、思想、芸術性も読み取る事が出来ます。時代が求める流行の根幹を知る手がかりにも成り得ます。そような意味でもファッションと映画には非常に密接な関係があると言えるのではないでしょうか。戦後の映画産業は多くのセレブリティーを生み出し、流行にも大きな影響を与えました。50年代には、流行の大きな広告塔でもあったのです。世界中に同時期に、同様な流行をもたらす働きをしました。パリを流行の確固たる中心にした一因でもあったのです。
参考写真 アルフィー Alfie 2004年(米)のDVDの表紙
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ファッションと映画の関係の目次
- 映画(映像)とファッショの関係
- 時代設定別映画区分
- ファッション・デザイナーと映画
- ファッション・デザイナー別コスチューム担当映画
- イヴ・サンローラン
- ジョルジュ・アルマーニ
- パトリシア・フィールド
- ユベール・ド・ジヴァンシー
- コスチューム・デザイナー別映画区分
- ベアトリス・アルナ・パスツォール
2008/11/01記載
時代設定別映画区分
時代劇は設定時代、現代劇は製作年、衣装の設定年代を優先
- 古代
- 中世
- 近世
- 近代
- 18世紀後期
- 19世紀前期
- 19世紀中期
- 19世紀後期
- 20世紀前期
- 20世紀中期
- 1940年代
- 1950年代
- 1960年代
- 太陽がいっぱい (1960/仏=伊) ルネ・クレマン監督 アラン・ドロン
- ティファニーで朝食を (ブレイク・エドワーズ 1961/米) 衣装 ユベール・ド・ジヴァンシー
- 地下室のメロディー (1963/仏=伊) アンリ・ヴェルヌイユ監督 ジャン・ギャバン アラン・ドロン
- 山猫 (1963/伊) ルキノ・ヴィスコンティ監督 アラン・ドロン
- ピンクの豹 ブレイク・エドワーズ監督、1963年(米) 衣装 イヴ・サンローラン
- シャレード (スタンリー・ドーネン 1963/米) 衣装 ユベール・ド・ジヴァンシー
- おしゃれ泥棒 (ウィリアム・ワイラー 1966/米) 衣装 ユベール・ド・ジヴァンシー
- おしゃれ泥棒2 (ロジャー・ヤング 1986/米) 衣装 ユベール・ド・ジヴァンシー
- 暗くなるまでこの恋を フランソワー・トリュフォー監督、1967年(仏) 衣装 イヴ・サンローラン
- パリのめぐり逢い クロード・ルルーシュ監督、1967年(仏、伊)
- 卒業 1967年製作
- ブリット 1968年製作 (米)
- 昼顔 1969年製作 衣装 イヴ・サンローラン
- イージーライダー 1969年公開 デニス・ホッパー監督 ピーター・フォンダ主演
- 真夜中のカウボーイ 1969年公開 ジョン・シュレシンジャー監督 ダスティン・ホフマン主演
- さらば青春の光 1979年製作
- 20世紀後期
- 1970年代
- いちご白書(1970年公開) キム・ダービー主演
- ある愛の詩(1970年公開) ライアン・オニール主演
- レット・イット・ビー(1970年公開) ザ・ビートルズ主演
- ひまわり(1970年公開) ソフィア・ローレン主演
- どですかでん(1970年公開) 黒沢明監督
- フレンチ・コネクション(1971年公開)(米) ジーン・ハックマン主演
- ベニスに死す(1971年公開) ルキノ・ビスコンティー監督
- 007 ダイヤモンドは永遠に(1971年公開) ショーン・コネリー主演
- 書を捨て街に出よう(1971年公開) 天井桟敷
- 夕なぎ クロード・ソーテ監督、1972年(仏、伊) 衣装 イヴ・サンローラン
- エクソシスト (1973/米) 監督 ウィリアム・フリードキン
- 家族の肖像 ルキノ・ビスコンティー監督、1974年(仏、伊) 衣装 イヴ・サンローラン
- 愛人関係 (1974/仏=伊) ジョルジュ・ロートネル監督 アラン・ドロン
- 傷だらけの天使 1974年放映 (日) 衣装 菊池武雄
- チャーリーズ・エンジェル 1976年 日本放映
- 友よ静かに死ね (1976/仏) ジャック・ドレー監督 アラン・ドロン
- タクシードライバー 1976年(米)
- 1980年代
- アメリカン・ジゴロ 1980年(米)
- 刑事ジョン・ブック 目撃者 1985年製作
- フラッシュダンス (1983/米) 監督 エイドリアン・ライン
- フェノミナ(1984/伊) 監督 ダリオ・アルジェント 衣装 ジョルジュ・アルマーニ
- 身代金(1996/米) 監督 ロン・ハワード 衣装 ジョルジュ・アルマーニ
- 1990年代
- 訴訟(1991/米) 監督 マイケル・アプテッド 衣装 ジョルジュ・アルマーニ
- 1970年代
- 現代
- 21世紀前期
- 2000年代
- エリン・ブロコビッチ 2000年製作
- アルフィー 2004年製作 (米)
- 2000年代
- 21世紀前期
- 未来
- 21世紀前期
- 20??年代
- 時計じかけのオレンジ(1971年公開) スタンリー・キューブリック監督
- 20??年代
- 21世紀前期

