インディゴ染め (いんでぃごぞめ)
Indigo Dyeing
本来は天然インディゴで染める事を指すが、現在では、1880年にA・ボン・バイヤー(独)が発明した、合成インディゴ(石油を原料とし、天然インディゴと全く同じ成分構造の合成染料)で染める事を言う。
- 天然インディゴについて
- 主要特質
- 毒性が有り、独特の匂いで、毒蛇、毒虫から身を防いだ
- 繊維への染着力が他の染料に比べ悪く、幾度も染を繰り返す必要があるが、それが、「中白(なかじろ)」と呼ばれる染色状態で、独特の色落ち感を出す事になる
- 主要生産国
- インド
- 真インディゴ(木藍、インドアイ、ナンバンアイ)
- 中国
- 日本
- 中央、南アメリカ
- (アニール (Indigofera suffruticosa) 、ナタルインディゴ (Indigofera arrecta) )
- 日本では藍 、欧米ではインディゴ
- タデ藍(欧米で使われた)
- ヤマ藍(四国吉野川流域で栽培される)
- 天然藍の採取方法
- 種蒔
- 定植
- 刈り取り
- 藍切
- 乾燥
- 葉藍
- 寝せ込み
- 仕返し
- ?(すくも)
- 藍玉
- 稲と同じく植え替えし定植する
- 最も育成し穂が出る直前に刈り取る
- 細かく刻む
- 日光で天日干しをする
- 葉と茎を分離し、葉のみを採取し、天然藍の原料とする
- 「寝床」と呼ばれる小屋で、発酵を行います
- 「寝床」で湯を何度も注ぎ発酵を促進します(2〜3ヶ月)
- 「仕返し」を繰り返して出来上がった物。このままでも藍染めが出来る状態
- 藍臼に入れて搗(つ)き固める。藍玉はすくもよりも還元(繊維に染まり易い)しやすく、保管、運搬にも適している
- インディゴ染色方法
- 天然インディゴ
- 瓶容器に、葉藍|藍玉|湯|木炭|を入れ、発酵させ溶液を作る
- 地中に埋めた4つの瓶容器に濃度の異なる溶液を入れる
- 瓶容器の中心に「火つぼ」を入れ、発酵を促す
- 棒に糸を巻きつける
- 薄い濃度の溶液から濃い濃度の溶液へ順に浸す(発酵の度合いを見ながら)
- 「液づけ」「絞り」「天日乾燥」を繰り返し濃度を増していく
- 合成インディゴ
- 発酵建法からハイドロ建法(ハイドロサルファイトの還元剤が発明されて)へ
- 機械化が進み「綛(かせ)染」から連続的に染める「スラッシュ染」へ
- スラッシュ染
- ロープ染
- ループ染
- 発酵建てと呼ばれる方法で職人的な経験や感が必要とされ、生産効率が悪く、昭和初期頃から衰退する
- サイト内関連用語
- 参考書籍 専門関連書籍
- ジーンズ ハンド ブック(ジーンズ専門知識の宝庫) 繊維流通研究会 発行
- 参考写真
- シマコマツナギ(tinctoria)
- ウィッキー・ペディア (ウィッキーペディア・コモンズ)
- シマコマツナギ(tinctoria)
- 参考地図

