キルティング・クロス (きるてぃんぐ・くろす)
キルティング生地 (きるてぃんぐきじ)
Quilting Cloth
2枚の布の間に薄わたをはさみ、移動しないように外布ごと縫い合わせた布地(JISハンドブック 繊維
)
キルティングの技法は、防寒用の衣類としてBC200年頃の中国で生まれ、中世にはヨーロッパにもひろまり古くから愛用されていた。手縫いによりウール綿、コットン綿、高級なものとしては羽毛を挟み込んだ物もあった。近年は、量産による効率を上げるため、既に中綿を挟み込んだものとして加工生地が販売されるようになった。中綿にはポリエステル綿を使用し安価に提供されるようになり、ファッション性の高いものも増え多くの人に支持されるようになった。特に有名なものは、今や世界中の乗馬愛好家以外の人々にも、冬の防寒着として愛用されているLAVENHAM(ラベンハム)のキルティング・ジャケットで、洗練された簡素なデザインが特徴となっている。
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LAVENHAM(ラベンハム)のライディング・キルティング・ジャケットの特徴
キルティング・クロスを使った服の中で最も有名で、多くの人に愛用されているものと言えば、ラベンハムのライディング・ジャケットでしょう。多くのアパレルでリメイクもされています。ラベンハムのジャケットは、1980年頃からタウンユースとして多くのビジネスマンに愛用されるようになった、乗馬用に作られたジャケットです。簡素で軽く暖かい防寒用のジャケットとしてスーツの上に着られるようになりました。始まりは、エリザベス女王の馬の防寒の為のブランケットとして、女官のエリオット婦人(Mrs. Eliot)が作ったものでした。その1969年以降、質実に作り続け、そうして乗馬愛好家達が、愛馬と同じジャケットを着用したいとの要望に答える形で、現在のライディング・ジャケットが生まれた。細部に物づくりを愛するきめ細かな工夫と創意が多く見られるいいジャケットです。近年はデザイン・バリエーションも増え、大きなビジネスになっています。ビジネスが大きくなると、本来の誠実さが薄まる事があります。出来ればこのまま、簡素で愛情の溢れるジャケット作りを続けて欲しいと願います。
- 生地
- 中綿
- ポリエステル:100%
- シルエット
- 適度なゆとりのボックス・シルエット
- 腰丈
- 2枚の生地を使ったキルティング素材を使用しているが、仕立ては一重仕立てとなっているのが大きな特徴になっている
- ディテール(一般的に認識されている特徴的な物)
-
LAVENHAM(ラベンハム)の歴史
- 1969年 エリオット婦人(Mrs. Eliot)
- ロンドン北東部SUFFOLK(サフォーク)州の村LAVENHAM(ラベンハム)で設立
- エリザベス女王の女官だったエリオット婦人は、キルティング加工をした生地を用い女王の愛馬の毛布(ホース・ブランケット)を作り、販売を始めました。
- 当時、ホース・ブランケットはジュート麻で作られており保温性が悪く濡れ易かった
- 1972年 ナイロン・キルティング・ジャケットを発表
- 1978年 特徴的となるダイヤモンド・キルティング・ジャケットを発表
- 1982年 タウンウェアーに力を入れる
- ロンドン、パリ、ミラノ、ローマで英国製アウターウェアブランドとしても高い評価
- 1993年 日本に上陸
- 毎年新素材、新モデルを発表
- 1997年 OEMを開始
- A.P.C.やグッチなど著名ブランドのキルティングを手掛ける
- 現在
- 乗馬用ブランケットは英国王室とベルギー王室で使用
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2007/05/20追記 208/03/10追記
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