タータン・チェック (たーたんちぇっく)
Tartan Check
Authentic Tartan Check
Tartan Plaid
特殊な格子縞(こうしじま)を現した服地
(JISハンドブック 繊維
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)
タータン・プレイドとも呼ばれ、スコットランドの高地(ハイランド)で織られ始めた生地で、元々はウールを使った無地の綾織物だった。厳しい寒さから身を守る為の、草木染の肩掛けとして作られた。しかし、多色の先染め(糸染め)を用いた格子柄を指すようになり、氏族(クラウン)の象徴としての柄を著す様になった。一つ一つに名前と由来があり、公式に認定されたチェックのみがタータン・チェックと呼ばれる。幾多の混乱を乗り超え、現在ではイギリスの紋章院管理局が管理するようになったが、現在も尚、混乱は続き調整は続けられている。
- タータン・チェック(このページ)の目次
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タータン・プレイド(チェック)を少し掘り下げる
正式名称はタータン・プレイドになるらしい。生地には希に複数の呼称が存在することがある。この場合もそれに中る。タータン・チェックはスコットランドの伝統的な織物の縞模様です。何冊も本の出るような歴史ある、物で、今もその歴史と伝統を守るために、登録制を取っています。その歴史と、それらの背景を調べてみたいと考えています。「タータンチェックの文化史
」を参考にしながら、手始めに歴史を調べてみたいと考えています。
(2008/08/01記載)
スコットランド氏族(Scottish clans)とは
スコットランドの氏族(Scottish clans)は、中世〜近世スコットランドにおける社会制度であり、現在も続く社会的・文化的伝統である。ゲール人・ノース人など多様な民族的混淆のなかからつくられ、アルバ王国など代々のスコットランド王朝の宗主権のもと高度な自治を維持していた。氏族制度は18世紀に解体するが、ロマン主義を契機に19世紀、それまでとは異なるかたちで再生した。各氏族の紐帯は現在まで受け継がれ、キルトやタータンなどはスコットランド文化の象徴となっている。
(中略)
ハイランドとローランドで大きく分かれる地理的条件から、西からゲール人、南からケルト人・ブリトン人・アングル人、北からノース人といった多種にわたる民族が流れ込んできた。混じりあった諸民族は各々の文化を融合させ、独自の自治制度すなわち氏族制度をつくりあげた。各氏族は10世紀から12世紀ごろにかけて成立したが、特に氏族制度がいきわたったのは隔絶した地理条件をもつハイランド地方であった。
2009/01/20追記
- 特徴と規則性113 (マドラス・チェックとタータン・チェックの比較 参照)
- 格子の規則
- 先染め(糸染め)のウールの綾織
- 経糸(Warp、ウォープ)と緯糸(Weft、ウェフト)の色と配列が同じである
- 色や線の並びに規則があり、その単位を「セット」と呼ぶ
- 「セット」が繰り返されることで、生地幅にあったタータンを構成する
- アンダー・チェックの上にオーバー・チェックが乗り、オーバー・チェックがアンダーチェックを装飾する構成になっている
- アンダー・チェックは太い縞
- オーバー・チェックは細い縞
- 色の規則と意味125
- モダン色(modern)
- 古代色(Oncient)、古い色(Old)
- ぼかし(Muted)、さらし(Weathered)
- 複製色(Reproduction)
- 名前の規則126
- (スコティッシュ・タータンズ世界登録簿(ワールド・レジスター)
- 1855年(1856年)以降の新しい染料によって可能となった、鮮やかで濃い色
- 柔らかな色合いで、1950〜60年代に流行した色。(赤はオレンジ)
- 長い年月風雨にさらされたタータンを模した色。(青、緑はグレー、茶)
- スコットランドとタータン・チェックの歴史
- BC8500年頃
- 狩猟採集生活を送っていた。多数の遺跡・遺構が見つかっており、高い造船技術を持っていたことが判明している。
- BC3500年頃
- 定住と農耕が始まる。 オークニー諸島の遺跡
- BC3100年頃
- スカラ・ブラエ遺跡群では石造りの家が発見されている
- メイズ・ホウの石室を持つ墳墓
- BC3000年頃
- 巨石文化 : クロムレック(ストーン・サークル)、ドルメン、ストーンヘンジなど巨石建造物をつくった
- BC1000年頃
- 青銅器時代 : 環濠集落の遺跡も見つかるようになる(メルローズ近郊のアイルドン・ヒル遺跡)
- BC8世紀頃
- ケルト人とその文化がスコットランドに流入した。これによってスコットランドに原始的な王国が形成された。
- BC700年頃から
- ブロッホ(Broch)とよばれるスコットランド特有の円塔の建設が始まった。王国どうしの争いが頻繁だった
- 43年
- ローマ帝国の侵攻が始まる。ローマ軍はイングランドにあたる地域を征服
- 79年
- 将軍グノイウス・ユリウス・アグリコラが、スコットランドに攻め入った
- 84年
- モンス・グラウピウスの戦い
- 3世紀頃の物
- 現存する最古のタータン
- 1018年
- スコットランド王国 建国
- 1066年
- ウィリアム1世 (イングランド王)〜1087年(参照 既製服)
- 1641年
- 1688年
- 1701年
- グレートブリテン王国の成立
- 1746年
- 1826年
- 「柄のない緑色のタータン」
- 1856年
- トーマス・バーバリー(当時21歳) (参照 ギャバジン、バーバリー)
- ウィリアム・バーキン(当時18歳)により、アニリン染料が発明された。
- 1867年
- 1869年
- 1883年
- 1886年
- 「さらわれたデービッド )
(Kidnapped)」 ローバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
- 1915年
- 1924年
- バーバリー社 (参照 ギャバジン)
- 1956年
- 1967年
- 1976年
- 1983年
- 1986年
- 1995年
- 映画 ブレイブ・ハート 公開
- 映画 ロブ・ロイ 公開
- 2004年
- アグリコラ率いるローマ軍はカレドニア人を破り、ブリテン島全土の平定を宣言:(タキトゥスの書『アグリコラ』による)
- フォルカークで出土した布端切れ。1900枚の古代ローマの銀貨と共に壷に入っていた。
- ケルト系民族 ゲール語
- 織物業者の注文記録の掲載で、その頃にはタータンが現在の格子柄のあるなしに関係なく布地の種類を示したものだった。
- イギリスのハンプシャー州ベイジングストークにバーバリー社創立
- この発明は、非常に大きな発明で、その後の織物、染色産業に大きな影響を与えた。タータン・チェックも同様で、それまでの草木染の染色による発色よりも、はっきりとした色調に変わっていった。
- 大政奉還
- 日本に初めてタータンが輸入されたと推測される
横浜で輸入品の見本市が開催された。当時、横浜ではイギリスの商会数が多く、在日イギリス婦人たちによってドレスが作られたり、洋服の着方を教えたりしていた。おそらく、このときにタータン・チェックが紹介されていただろう。
タータンチェックの文化史
奥田 実紀
(著)
から
- 鹿鳴館 落成
- 1746年のカロデンの戦いの後のハイランドが舞台の物語
- コートの裏地として使用されていたデザインを「バーバリー・チェック」として宣伝し、一大ブームを起こす (参照 ギャバジン)
- 伊勢丹
- バーバリーがパリ・コレクションでバーバリー・チェックの傘を発表
- ベイシティー・ローラーズ来日
- チェッカーズ デビュー
- 映画 ハイランダー 悪魔の戦士 公開
- 三越センティニアル・タータンを採用
ベースになったのは「エジンバラ・タータン」。2年越しで、スコティッシュ・タータンズ協会に正式登録。
タータンチェックの文化史
奥田 実紀
(著)
から
| マドラス・チェックとタータン・チェックの比較 | |||
|---|---|---|---|
| マドラス・チェック | タータン・チェック | ||
| 原産地 | インドのマドラス(チェンナイ)地方 | スコットランドのハイランド(高地)地方 | |
| 素材 | 綿 (原則として綿素材であるが、限定する物ではない。) |
ウール (原則としてウール素材であるが、限定する物ではない) |
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| 織組織 |
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| 糸 | 先染め(糸染め) | 先染め(糸染め) | |
| 色 |
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| 柄 | 配列 | 経は経の規則性があり、緯は緯の規則性があるが、経と緯が同じである必要は特に無い | 経糸と緯糸の配列が同じ |
| 規則性 | 色、線の並びには特に重要な規則性は無い | 色、線の並びに規則があり、最小単位を「セット」と呼ぶ | |
| 格子 | 特に規則性が無いため、中にはタータンチェックと呼べるような格子も存在する |
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| 管理 | 特に管理を行う機関は無い | イギリス紋章院管理局が管理する スコティッシュ・タータンズ世界登録簿がある |
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| 総評 | |||
| 印刷物 | 印刷物として用いられる事は少ない | 印刷部として用いられる場合、綾目を表現すると尚リアルな印象を与える事が出来る | |
Internet Window Shopping 【インターネットで市場調査(市価調)】
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♥ 市場調査、情報収集、製品仕様、消費動向をインターネットでもチェック
- タータンチェックの文化史
奥田 実紀
(著) 白水社
(発行)

- タータンの歴史
- タータンの本―日本語版(1996/02発行)
blair urquhart
(著)
- TARTAN CHECK PATTERNS (Royalty Free Patterns)
イアイン ザクチェフ
(著) iain zaczek
(原著) デザインエクスチェンジ
(発行)

- さらわれたデービッド (福音館古典童話シリーズ (10))
ローバート・ルイス・スティーブンソン
(著) 坂井 晴彦
(訳) 寺島 竜一
(イラスト)
♥ そして、もう少し勉強してみる
- サイト内関連用語
- 参考写真
- 手持ち参考生地
- タータン・プレイド Wool-100% 3柄
- ヨーロッパ服地のひでき
- イタリー ポリエステルウール ヘリンボーン織り 先染めチェック (ベージュ、ピンク) 140cm
- イタリー TORRENTE ウールナイロン 綾織り 先染めタータンチェック(ブルー×レッド、レッド...
- 日本製 ウール 薄手フラノ タータンチェック ラズベリー×ブラック 110cm
- GLENCHECK
- Realyz
- 参考書籍
- タータンチェックの文化史
奥田 実紀
(著) 白水社
(発行)

- タータンの歴史
- タータンの本―日本語版(1996/02発行)
blair urquhart
(著)
- TARTAN CHECK PATTERNS (Royalty Free Patterns)
イアイン ザクチェフ
(著) iain zaczek
(原著) デザインエクスチェンジ
(発行)

- さらわれたデービッド (福音館古典童話シリーズ (10))
ローバート・ルイス・スティーブンソン
(著) 坂井 晴彦
(訳) 寺島 竜一
(イラスト)
- 参考サイト
- 日本スコットランド協会
- タータンショップ・ヨーク (チェック商会)
- スコティッシュ・タータンズ協会(海外)
- ファッションポータルサイト Fashonjp.net
- ウィッキーペディア
2007/11/01追記
タータン・プレイド (たーたん・ぷれいど)
Tartan Plaid
タータン・チェックの本来の呼称。
プレイドは、スコットランドのハイランド地方の肩掛けが由来である為、本来は、「タータン・プレイド」と呼称するべき物だが、業界でも、一般的にも「タータン・チェック」として通っているためどちらも同じ物を指す。プレイドについては、「プレイド」を参照
2006/03/31記載
日本語 (にほんご)
英語
本文、意味







