ナイロン (ないろん)
Nylon (デュポン社の登録商標)
Polyamide
繰り返しているアミド結合(-CONH-)の85%以上が脂肪族又は環状脂肪族単位と結合している直鎖状合成高分子から成る繊維。(JISハンドブック 繊維 (2006))
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ナイロンは繊維の内、化学繊維の有機質繊維の合成繊維の一つで、三大合成繊維、ナイロン、ポリエステル、ポリアクリロニトリルの内の一つ。ナイロンはデュポン社の登録商標だが、今ではポリアミド系繊維の一般名称となっている
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ナイロンの名前の由来(3つある)
- No Run(伝染しない)
- Nil(虚無)
- Now you look (up) on Nippon (Webster辞典)
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ナイロン開発の歴史
- 1927年
- 1928年
- 1931年 ウォーレス・カローザスによる開発
- クロロプレンの重合体の合成ゴム「ネオプレン」発明
- 脂肪族ポリエステル繊維の発明
- 1935年
- 1936年
- 1937年
- 1938年
- デュポン社(米)がナイロン6,6(ポリヘキサメチレンアジパミド)の工業化に成功する
- イー・ゲー社のシュラック(P.A.Schlack)が、ε-カプロラクタムからナイロン6の合成に成功し特許を出願。Perlon Lと命名
- 1939年
- 1940年5月15日
- 1942年
- 1951年
- 東レはナイロン6の生産を開始した
- デュポン社が東レを特許権侵害で提訴し、東レは資本金を上回る莫大な特許実施権料を支払う
- 1963〜1964年
- デュポン社が優秀な若い科学者を集める
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(アメリカの化学工業の遅れを取り戻すため)
- デュポン社がハーバード大講師の有機化学者ウォーレンス・カローザスを招聘(32歳)
- (融点が低いため工業化されなかった)
- ウォーレス・カローザス博士によってナイロン6,6(ポリヘキサメチレンアジパミド)が発明された
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ウォーレス・カローザスは結婚。鬱病を再発して直ぐに別居する
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フィラデルフィアのホテルでウォーレンス・カローザスは青酸カリで自殺
- デュポン社(米)もナイロン6の特許を出願
- 全米でいっせいに、ナイロン・ストッキングが販売された。
- 東レの星野孝平のグループがナイロン6の国内特許を出願し、アミラン(Amilan)と命名
- (この技術は東レ独自のものだった)
- (その権利のお陰で、東レは輸出市場を確保でき、飛躍的に発展した。当時の経営者の英断は有名である)
- 帝人、鐘紡、呉羽防(東洋紡と合併)、旭化成工業がナイロン6の生産を開始する
- 重縮合
- ナイロン6=ε-カプロラクタム(炭素数6)
- ナイロン11=ウンデカンラクタム(炭素数11)
- ナイロン12=ラウリルラクタム(炭素数12)
- 共縮重合
- ナイロン66=ヘキサメチレンジアミン(炭素数6)+ アジピン酸(炭素数6)
- ナイロン610=ヘキサメチレンジアミン(炭素数6)+ セバシン酸(炭素数10)
- ナイロン6T=ヘキサメチレンジアミン(炭素数6)+ テレフタル酸(Terephthalic acid)
- ナイロン6I=ヘキサメチレンジアミン(炭素数6)+ イソフタル酸(Isophthalic acid)
- ナイロン9T=ノナンジアミン(炭素数9)+ テレフタル酸(Terephthalic acid)
- ナイロンM5T=メチルペンタジアミン(Methyl基+炭素数5)+ テレフタル酸(Terephthalic acid)
- ナイロン46=テトラメチレンジアミン、アジピン酸
- ナイロン612=カプロラクタム(炭素数6)+ ラウリルラクタム(炭素数12) ωアミノ酸同士
- 例として
- (研磨砥粒入りナイロン612フィラメントはタイメックス(TynexR))
現在世界で生産されているナイロン繊維のほとんどは、ナイロン6(重縮合)とナイロン66(共縮重合)である。日本ではナイロン6の生産がほとんどだが、ナイロン66の方が耐熱性に優れており、エアバッグ等の産業資材用を中心にナイロン66の生産量が増えている。
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ポリアミド繊維には、別に芳香族ポリアミド(アラミド)繊維があり、
- メタ系=
- 耐熱性、難燃性、ピグメント染色可
- 消防服に利用(宇宙服にも応用)
- ノーメックス(NomexRデュポン社の商標登録
- コーネックス(帝人テクノプロダクツ(株)の商標)
- パラ系=
- 高強力、高弾性率
- 光ファイバー抗張力材、防弾衣に利用
- ケブラー(KevlarR デュポン社の商標)
ナイロン66とナイロン6の違い
ナイロンはデュポン社の登録商標だが、今ではポリアミド系繊維の一般名称となっている
開発当時の副社長スタイン(Carles Stine)の名言。
「ナイロンは、石炭、水、空気といったありふれた物質から作られていますが、これからスチールのように強く、蜘蛛の糸のごとく細く、しかもいかなる天然繊維よりも弾性に富んだフィラメントが出来るのです。」
よく知られるように、海外のナイロンと日本産のナイロンには、ヌメリ感に違いがあり、製品としての出来栄えも大きく違います。それは、ナイロン6とナイロン66の違いである。プラダのナイロンバッグはナイロン66であり、ミリタリーで使用されるナイロンもナイロン66である事が良く分かりました。国策なのか、コストの問題なのか、日本ではナイロン66を手に入れる事が本当に難しかった。今は、大手の商社が取り扱っているので、値段を考慮しなければ使うことが可能になった。30年程前になるが、新宿の京王バスの火炎瓶事件以降、不燃性のナイロンに変えられたと何かで読んだ事があったが、あれは、どういうことなのであろうか。ナイロン6に何らかの加工を加えて耐火性を上げたのだろうか。なぜ、耐火性のあるナイロン66に移行出来なかったのか。ちょっとした疑問だが、日本のナイロンはやはり肌触り的にも、機能的にも劣っているとしか言いようがない。しかし、エアバッグの素材や建築資材などの需要のため生産量が増えている。
(2007/07/01)- サイト内関連用語
- 参考書籍
- JISハンドブック 繊維 (2006)
日本規格協会
(著) 財団法人 日本規格協会
(発行)

- やさしい繊維の基礎知識
繊維学会
(著) 日刊工業新聞社
(発行)

- 繊維の百科事典
本宮 達也
、他(著) 丸善
(発行)

- 参考写真
- ウィッキーペディア
- アメカジSHOP Klax-on
- 参考サイト
リアルマッコイズREAL McCOYS
トイズマッコイのL-2シビリアンモデルのご紹介です。
1955〜59年に三沢基地に駐留していた第45戦術偵察飛行隊の兵士が、スーベニアとしてカスタムしたジャケットをイメージして製作されております。オリエンタルムード一杯のドラゴンと、部隊のマスコットであるワーナーキャラのシルベスターの絡みの構図がコミカルな一着。マテリアルには デッドストックのデュポン社製ナイロン66 3/1ツイルを使用し、ブラックフィニッシュTALONジッパー等 各部のディテールも拘り抜いています。
※この商品はマテリアルとライニングにデッドストックファブリックを使用している為、生産ロットにより色が異なる場合がございます。(色指定はお受け致しかねます。)



