セルロース系繊維 (せるろーすけいせんい)
セルローズ系繊維 (せるろーずけいせんい)
Cellulosic Fiber
セルロース(Cellulose)を主成分とした繊維の総称(JISハンドブック 繊維
)
広義では、植物繊維全般もセルロース系繊維であり、セルロースの定義そのものが、「植物の細胞壁の骨格を形成する物質で高分子」と言う事からも理解できる。
但し、一般的には化学的処理をされて出来る繊維、化学繊維の、再生繊維の内セルロース系繊維を指して呼ばれる事が多い。
- セルロース繊維
セルロースはアミロース (amylose)、デンプン(澱粉、Starch)と同じ化学組成であるが、性質は全く異なる。アミロース、デンプンは水に溶け消化吸収する事が出来るが、セルロースは牛や馬などと違い、人には消化する事が出来ない。
セルロース系繊維の工業原料は、主に木材パルプで、アカマツ、クロマツを中心に、エゾマツ、トドマツなどの針葉樹林が多い。
現在では、ブナ、カシ、ナラ等の広葉樹林が主体になっている。植物体を構成する細胞壁が主成分であり、全体の1/3〜1/2を占め、自然界の有機体の最大量である。再生繊維製造法については、3種あり硝酸セルロース法、銅アンモニア法、ビスコース法であるされてきた。
現在、有機溶剤(液)紡糸法(テンセルやリヨセル)の製法も加えると、4種になり、さらに、溶融紡糸法が新たに開発され、5種となった。
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再生繊維製造法
- セルロースの発見
- 硝酸セルロース法 (nitrocellulose)
- 銅アンモニア法(ベンベルグ・ナイロン、キュプラ)
- 1899年
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M.E.シュバイツァー(独) 銅アンモニア溶液にセルロースが溶けるのを利用し、フィラメント化した。電灯用炭素繊維の原料用に工業化
- 1899年
- グランツシュトップ社 衣料用繊維の工業化
- 1906年(明治39年)1月12日
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曽木電気株式会社設立(旭化成)
- 1908年(明治41年)
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商号を日本窒素肥料株式会社に変更(旭化成)
- 1918年
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E.ティーレが紡糸法を工夫し、J.P.ベンベルグ社が工業化
- 1922年(大正11年)
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旭絹織株式会社設立(旭化成)
- 1928年
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旭ベンベルグ社(現、旭化成)特許を購入、製造を開始。現在、世界で唯一のベンベルグ(キュプラ)の製造
- 1931年(昭和6年)5月21日
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日本窒素肥料株式会社延岡工場が独立し、延岡アンモニア絹絲株式会社設立(日窒コンツェルンの一員)(旭化成)
- 1933年(昭和8年)
- 延岡アンモニア絹絲株式会社は、日本ベンベルグ絹絲株式会社および旭絹織株式会社を合併し、社名を旭ベンベルグ絹絲株式会社と改称(旭化成)
- 1899年
- ビスコース法 (安く、安全、用途が広事から最も優位に立つ)
- 1892年(特許申請)
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C.F.クロス、E.J.ビバーン、C.ビードル(英) ビスコースを発明
- 1898年
- C.H.スターン、C.F.トッファム(英) ビスコースからセルロース繊維を製造する特許を取得
- 1904年
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コートルズ社(英) 自国での特許実施権を買い取って、ビスコース法人絹の本格工業化を進め、最初の工場が建設された。
- 1913年
- 泰逸三(日) ビスコースから素麺のような太い糸を作った
- 1915年11月
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秦逸三と久村清太 米沢市で東工業米沢人造絹糸製造所を設立(帝人の始まり)
- 1916年
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泰逸三(日) 工業化の実験を続け、400(1.5kg)匁の人絹糸を出荷した(帝人)
- 1918年6月17日
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東工業から帝国人造絹絲株式会社として独立する(帝人)
- 第一次世界大戦中
- 1942年
- 1968年
- レンチグ社のモダールの原綿をモリリンが総代理店取引を始める
- 1892年(特許申請)
- 酢酸セルロース
- 有機溶剤(液)紡糸法
- 溶融紡糸法(熱可塑性セルロース法)
- 2005年(東レ プレスリリース2月18日)
- 東レと新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)および京都大学大学院西尾研究室と共同開発。シーアイランドコットンなどよりも更に細いフィラメントを作る事が出来る
- 2005年(東レ プレスリリース2月18日)
- サイト内関連用語
- |人絹|繊維|レーヨン|リンター|再生繊維(ビスコース・レーヨン、銅アンモニア・レーヨン)|タンパク質繊維|パーマネントプレス加工|マーセル化|
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