バイアス (ばいあす)
Bias
Bias =斜線、傾向、性癖、先入観、偏見等の意味
cut (cloth) on the bias =(布を)斜めに切る
織物(生地)の織り方向、経緯に対して、斜めの事。
通常、45°の角度を「正バイアス」といい、一般的なバイアスとして認識されている。また、60°の角度の物を「スコバイ、ソコバイ」と呼ばれ、特殊な用途で利用される。「正バアイス」は伸びやなじみに優れ、ジャージーのような伸縮性もあり、フィットしたデザインや、運動量の必要な箇所に使われる事がある。また、ドレープ感(落ち感)が良く、柔軟性に優れ、柔らかな印象を与える事が出来る。バイアス・スカート等の様に、分量のある部分に使用し、全体のボリュームをコントロールする事も出来る。バイアス・カットで優れたデザインを多く発表した事で有名なのはヴィオネで「アナトミカル・カット」として斬新なデザインで知られている。
バイアスの性質
バイアスは伸びると言うのが、一般的な常識だと思います。しかし、はたしてバイアスは伸びる物なのでしょうか。伸びないと言えばうそになるかも知れません。しかし、縫製の過程では、テープがわりに使われることもあるのですから、ここで伸びるという言葉は使いたくありませんが、日本語には、他に適切な言葉が見当たらないので、伸びるという言葉を使わざるをえません。
伸びるにしても、どのような状態で伸びるのか、ということについて解説を進めてみます。
(中略)
ここでは、バイアス布に木綿のスレキを材料にしてあります。このもどる力は、織糸の密度によって多少の差はありますが、いずれにしても、もどる力の強さを示していることにかわりありませんし、同時に生地が生き物であることを証拠だてるものでもありません。
「正バイアス」に裁断したテープはバイアス・テープとして裁ち端の始末や、伸び止め等に使われる。「正バイアス」以外はよれが生じパイピング等の処理には不適切である。60°をなす「スコバイ」は、バイアスの特性とストレートの性質を併せ持ち「正バイアス」よりも塑性能力に優れているため、伸び止めテープとして使用される事が多い。
- サイト内関連用語
- 参考写真
- 参考書籍
2007/04/20 記載
バイアス縁どり縫い (ばいあすふちどりぬい)
Bound Seam With Bias Strip
バイアス布を使って縁縫いをすること
ハイドロジェット裁断 (はいどろじぇっとさいだん)
hydro jet cutting
高圧の液体をノズルから噴出させて行う裁断
パイピング (ぱいぴんぐ)
Piping
装飾を目的として布地の縁に別布をパイプ状に縫い付けること。
通常端になる箇所に、共布、別布、テープ、中に糸状の物を挟み込んだパイピング・テープ等を挟み込む事。
パジャマの衿から前端や、スポーツウェアーのデザイン切替の強調等の装飾用途に良く見られる。
2006/08/10追記
バインディング (ばいんでぃんぐ)
Binding
布端を玉縁処理する事。
衿回、前端、裾、袖口等の衣服の端になる部分に、共布のバイヤス布や、テープ、リボン、別布バイアステープを使用して包む(Bind)事。




